金利がオーストラリア人に大人気

　世界同時金融緩和がもたらした低金利。

ディスインフレが恒常的になったグローバル経済。

低金利は一体何を表しているのか。

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の共通の教典である「旧約聖書」はかつて金利を禁じ、経済発展の中で容認してきた。

聖書と金利の関係が示す驚きの経済の仕組み。

＜br/＞　本書は、週刊エコノミスト2015年6月2日号の特集「聖書と金利」を電子書籍にまとめた。

＜br/＞＜br/＞目　次：＜br/＞はじめに＜br/＞世界史を動かす 聖書と金利＜br/＞・聖書が禁じ、教会が認めた歴史　神と人の綱引きが定める水準＜br/＞・聖書と金利を読み解く7つの基礎知識＜br/＞　　　モーセはエジプト人？　フロイトが唱えた異説＜br/＞・旧約聖書の源流　古き洪水伝承「アトラハシース物語」＜br/＞　　　ハンムラビ法典の金利は年20％　新王の即位で「徳政令」も＜br/＞・金利の効能　不確実な未来に値段をつける＜br/＞　　　国家制度を維持するための「出挙」＜br/＞・コラム　古代エジプトからあったマイナス金利＜br/＞・コラム　あせないエンデの「時間泥棒」＜br/＞・マイナス金利の必然　経済成長あがめる資本主義の転換点＜br/＞・コラム　トランプに見る宗教＜br/＞・インタビュー　高階秀爾「為替手形を金利にしたメディチ家」＜br/＞・インタビュー　伊東俊太郎「西欧が学んだイスラム文明」＜br/＞・資本主義で後れを取ったイスラム　「法人」の否定が経済活動の足かせ＜br/＞・西欧も尊崇　異教徒にも寛容だったイスラムの英雄サラディン＜br/＞・コラム　イスラエルを庇護する宗教国家アメリカ＜br/＞・金利を肯定した仏教　商人が支えた「都市型宗教」画面が切り替わりますので、しばらくお待ち下さい。

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